「うまく話したい」という気持ちを手放す
人前で話すのが苦手だ、という心理の奥には
「うまく話したい」
「ちょっといいことを言いたい」
という気持ちがありませんか?
人前で話す時は、2~3人で雑談している時とは違う、
いい話、人にさすがと思ってもらえる話をしなければと
無意識に思っていることがあります。
でも、人に感心されるいい話なんて、そうそうできるもんじゃありません。
元アナウンサーの私だって、そんな自信はありません。
アナウンサーって、自分のことを話すことって、あまりないんですよ。
伝えるべき情報があって、それを話すことが多いんです。
プロアマ問わず、話し上手な人はいます。
話の中にうまく笑いを取り入れ、盛り上げる。
でも最後には感動的な話をして、美しく終わる。
本当に素晴らしいなと思います。
でも、私はそういうことに自信がないにもかかわらず、
人前で話すことが、そんなに苦手ではありません。
どうしてだと思います?
それは、「うまく話そう」という気持ちを、手放しているからだと思います。
知り合いと話す時と同じように、普通に話す。
特に「いいこと」「おもしろいこと」「感動すること」を話そうとしない。
話したいことを、話したいように普通に話す。
…そういうことを心掛けています。
楽ですよ~そういう気持ちで話せると。
だって、よそいきの自分で話す必要がないんですから。
それを続けていくと「自分らしく話す」というところに
繋がっていくじゃないかと思っています。
気持ちの持ち方ひとつで、話し方は変わります。
人から良く思われたい、という気持ちは、とてもよくわかります。
でも、それだけに縛られていると、
肝心の話す内容に意識が向きづらいんですよね。
「雑談ならいいんだけど、人前で話すのは苦手」
という方は、こんな風に考えてみてはどうでしょう?
最初の一歩、勇気を持って踏み出してみてください。
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