原稿を読む練習4 表現の仕方を考える

原稿を読む練習3で、抑揚の付け方を考えたら、

次に考えていただきたいのは表現の仕方です。


お客さまに話を伝えるには、

やはりお客さまに向けて話す、ということが大切です。


具体的には、

原稿に目を落としっぱなしではなく、
適度に目を上げて、お客さまを見ながら話す、

ということです。


皆さんも経験があると思いますが、

原稿だけを見て下を向いたまま読まれても、

自分に向かって話されている気がしないですよね。


ですから、適度に顔を上げることが大切になってくるのです。


しかし、これがとても難しいんですね。


まず「原稿を憶えてもいないのに、顔を上げるのが怖い」

そして「お客さまと目が合うのが怖い」

さらに「ひたすら恥ずかしい…」と、

様々な理由で、顔を上げることを躊躇する方が多いです。


まずは「原稿を憶えてもいないのに、顔を上げるのが怖い」

という方へ。


最初に、原稿は覚える必要はありません。

…と、断言してしまいます。

なぜなら、私は暗記するのがとても苦手だからです(^^;;


ですから、原稿は覚えずに顔を上げる方法をお伝えします。


ポイントは原稿を読む練習2でやった、

ブロック読みです。

これを十分練習していくと、最後の1行くらいは

一瞬で、頭と目がざっくり読んでくれるのです。


「安倍総理大臣が、各国の記者団を集めて

緊急会見を行うということです」


という文章があったとすると、

ブロック読みをしていくと

「緊急会見を行うということです」の1行は

パッと見ただけで、覚えられるようになるのです。


顔を上げるタイミングは

多すぎるとバタバタしているように見えてしまいます。

効果的なのは文末です。


ですから、

最後の1行を顔を上げて話せるようになると、
とても自然に見えるのです。


次に「お客さまと目が合うのが怖い」という方。

わかります。

私も、がっつりお客さまの目を見て話すのは苦手でした。

でもやっぱり、話す相手を見なければ伝わらない…。


そこで、

人と人の間を見て話すようにしたところ、
かなり苦手意識が改善されました。

今では、以前ほど人を見て話すことに苦手意識はありません。

詳しくは「話す時に見るところ」を読んでみてください。


最後に、「ひたすら恥ずかしい…」という方へ。


そうですよね。普段は数人でしか話さないのに

いきなり何十人の前で話さなければいけない、というのは

大きなプレッシャーです。


でも、あなたが話すことで、必ず伝わることはあるはずです。

経験していけば自然と身に着くこともあります。

ぜひ、自分を信じて話してみてください。

話す時の考え方については「MIND」をご覧ください。

参考になるものが見つかるかもしれません。


今日は長くなってしまいましたが、

ここまで来たら、皆さんの話す力は

かなりアップしているはずです。

自信を持って、発表に臨んでくださいね(^^)

Shabe Labo

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