話す時に見るところ

「話す時、どこを見たらいいんでしょう?」


良く聞かれる質問のひとつです。

皆さん、下を見て原稿を読むだけではダメだ、ということは

わかっていらっしゃるのですが、

じゃあ、どうしたらいいんだ?と思われるようです。


私は、やはり聴いて下さっている人を見ることをオススメします。


雑談をしている時は、なぜ話が伝わりやすいのかというと、

やはり相手の顔を、時折ちゃんと見ているからだと思います。

だから、相手は自分に向けて話している言葉だと確認できるんですね。


何人かの前で話す時も、基本は同じです。

できれば、ひとつの文章を言い終わったら少しずつ目線をずらし、

扇風機の首降り状態のように、全体を見られればベストです。


その時は、首振りが早すぎると慌ただしくなってしまうので、気をつけましょう。

自分に近い前方だけでなく、奥の方を首降り状態で見られると、

距離があるため大きく顔が動かず、自然に見えます。


でも!やっぱり人の顔を見て話すのは苦手…という方は、

是非、人と人の顔の間を見て話してみてください。


よく、上を見ればいいんでしょとばかりに、

柱にかかっている時計などを見て話している方もいらっしゃいますが、

視線が高すぎると、聴いている人に届きません。


だったら思い切って、座っている人と人の顔の間を見てください。

高さはばっちり!

聴いている方は「私じゃない、他の人を見てるのね」と思うだけなので

違和感がありません。


不思議なことにそうしていると、人の顔が見たくなります(^^;;

そのうち、自然に顔を見られるようになりますので、是非お試しください。


Shabe Labo

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