助詞が上がっていませんか?
原稿を読みながら話す時、
「なんだか自然じゃない気がする…」
と思ったことはありませんか?
あまり読むことをしていない方は、
助詞がぴょこんと上がってしまうことがあります。
それが不自然に聞こえるひとつの原因だと思います。
具体的にお話ししますね。
「私は今日、母と一緒に東京駅へ行きました」
という文章があったとします。
その時に、
「わたしは↑きょう、ははと↑とうきょうえきへ↑いきました」
というようにに、
「は」「と」「へ」といった助詞が
ぴょこんと高くなってしまう方がいるのです。
これ、意外と自分で気が付きません。
なぜなら、おそらく小学生の時から
国語の本を音読する時にそういうふうに読んでいるので、
「読む時にはこうする」と
無意識レベルに刷り込まれているのだと思います。
話す時にはそんなことないのですが、
読む、となると、モードが変わってしまうことは
よくよくあります。
まずは、ご自分がそうなっていないか確かめてみましょう。
まず、何でも良いので読む原稿を用意します。
それをゆっくり読んで、録音してみてください。
速いと気づかないこともあるので、
ゆっくりめで読んで、聴いてみてください。
どうでしょう?
「あれっ?なんでこんな読み方しているんだろう?」
と思いませんでしたか?
ある意味、とても繊細な音の違いですので
気付くのは難しいのですが、
自然に読んだり、原稿を見ながら聞き手に話したい方には
ぜひ気付いていただきたいところです。
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